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2007年
7月11日

家族八景 他人の心を観る事が出来るある少女の物語

小学校の時に先生に話を聞いてから、ずっと気になっていた小説『家族八景』
ようやく読破

人の心が見えてしまう、家政婦業の少女七瀬が主人公
表面とは裏腹のドッロドロの夫婦間の感情、あらゆる人の自我とそれを維持するための精神構造、嫉妬、怒り、自覚に至らない深層心理・・・

多分誰もが持っていて、でも直視したくないような人間の汚い部分を、ありのまま見せちゃいました〜みたいな、そんな小説
怖いもの見たさが後押しして、めっちゃ面白かった まあ数カ所矛盾が気になった部分はあったけどー

読みどころは、どの種類の人間の精神も、リアルに描かれてるとこ
あたしなら、自分に近い精神構造の人とかの事は表現できても、自分と全く違う人の気持ちは想像の域を越えへん
筒井康隆にとって、家族八景で描いた人物のうち自分自身と近い人とか居るんかな
自分自身と違う人の事まで、あんなリアルに書けてすごいな

とか、話の筋とは関係ない部分が気になったりして...

とにかく興味深い作品でした

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