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2007年
8月26日

『水に似た感情』躁鬱からはみ出る深いテーマ

中島らも 人気作家がバリ島ロケ経験した幻想体験を元にほぼノンフィクションで描かれたという小説
「噂の真相」では「小説の態をなしてない」と酷評され、またらも自身もあとがきで「その通りだと思う」と書いてるけど、そんな事は全く気にならへんかった すらすらと読み終えてた

アルコール依存からくる躁鬱によって、異常なハイテンションでとり行われたバリのロケ
そこでの超常現象に導かれ、躁病での入院後にもう一度違うメンツでプライベートで訪れた2回目のバリ

その内容を、これまた前半は躁状態で、後半は鬱状態で書き上げたというこの小説

らもの中でのテーマは、「人間は何故、個に分断されているのか」という深いものやったらしいけど、正直読んでてそんなテーマがあるとは察知できず・・・
ただ、あたしは中島らも自身にすごい興味があるから、そのらもの躁鬱状態でのノンフィクションを楽しんで読めた、という感じ
もしこれを、らもに全く興味の無い人が読んだら、まあ、その、なんというかもしかしたらあんまり面白くないのかも

中島らも好きのあたしとしては、やっぱり面白かったし、らもの壊れっぷりとか、ものすごい才能を持っているのに破滅的なところとか、惹かれる部分はあった

バリに行きたくなったな〜

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