町田康『くっすん大黒』
もう三日も飲んでいないのであって、実になんというかやれんよ。ホント。酒をのましやがらぬのだもの」で始まるこの物語。この冒頭が、この小説の空気感(というか町田康節)そのものなんちゃうかなあ
落ちぶれ飲んだくれ主人公 対 部屋にころがる安定の悪い大黒、という情景から、この話は始まる。
とにかく最初から最後まで面白い 面白いってゆーのは笑えるってこと ほんまに 町田康の文体はやはり相当な引力でした
出てくる奴出てくる奴み〜んなキチガイ しかもそのキチガイ具合が半端無くおもしろいのです そんな登場人物達に憤る主人公は、実は割とまともなんかもとも思うが、そんな事はなく、充分におかしいのであります、あっぱれ
最悪の事態でもふざけてとらえて何のその
案外嫌な事とか怖い事とか面倒な事とか、そういう世の中の負の要素を一番かわしていきやすい姿勢なんかも まあ、実際こんだけその軽さに徹せる人はいないとしても、底抜けに気楽で明るい精神こそこの話の雰囲気をこれだけ魅力的にしてるわけです
こんなに面白い状況を考えるんが上手い人、知らん
うーん、独特すぎて上手く言えんが、最高に楽しめた
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- 日時:20:45
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