diaryworksprofile

2008年
1月22日

けものがれ!

屈辱ポンチ(『けものがれ、俺らの猿と』『屈辱ポンチ』二編収録)を読んだ

もう流石に町田康作品への、あたしの浅〜い脳みそでこねくり回した書評(というよりただの感想)も尽きてきたけど・・・

でもやっぱり書こう、何故なら『けものがれ、俺らの猿と』がめっちゃくちゃ面白かったから
とにかく出てくる人間みんな変人 ほんまにみんなおかしいから、その描写にいちいち笑った

例えば猿の初めの飼い主の田島が、やんちゃな猿に最初優しく諭してるかと思いきや、言うこときかへんからってヤクザになっていって最終的にボッコボコいってる下りとか、最高に笑った
映画は見てへんけどこの役、鳥肌実が好演してるらしいというから、興味わくよね
あとこの話の主人公の家に湧いた奇っ怪な虫の情景とか、かなり独特でアーティスティックに感じた (昔交際していた恋人の家のトイレに貼ってあったコピーはここからの抜粋やったんかー)

あたしが面白い!傑作!って思う作品を選ぶ場合、単純に笑える作品にはやっぱ弱い 根が暗いからだろか
てことで、あたしの中の今のとこの町田康ランクは、これが堂々2位 で、やっぱ『くっすん大黒』が1位 に決定!

2008年
1月15日

『夫婦茶碗』『人間の屑』

『夫婦茶碗』『人間の屑』の2編を読んだ。
どっちもこれまた駄目すぎる男の記録で、夫婦茶碗の方はイカれてるけど根は優しい駄目男、人間の屑の方はたぶん性根も腐っててしかも思慮浅い駄目男 
どっちも最後にはキ○ガイ

町田康ばかり読んでるとその内無意識で駄目男に色気を感じるまでになってしまいそうで恐ろしゅうございます
町田康がカッコいいのは、駄目男やのに天才で成功してるとこやけど

特に夫婦茶碗の駄目男は、町田康自身を投影されてるんじゃないかなって思うような(想像やけど)・・・愛妻家な部分とかも
町田康が愛妻家かどうかは知らんが、夫婦茶碗を読んでるとなんかそんな気がしてくるから不思議

何か、町田康の作品は主人公に町田康自身がしみ出してる感が強くて、そのせいか架空の人物のお話、ではなくて、人物像もその思考回路もリアルに読み取れるのが魅力 だからたぶん尚更笑えるんよなあ