『蝶々の纏足』
山田詠美なんて久しく読んでなかったが、この本の事は結構よく覚えてた
「私」の心を束縛し、私の自由を許さない美しき親友えり子。ずる賢い彼女の支配から逃れるため、「私」は麦生を愛し、彼の肉体を知ることで、えり子に自由を奪われていた少女期からの飛翔を遂げる。
10年ぶりくらいに読み返してみて、当時とはまた違った印象
この話が秀逸な作品であることに今回初めて気がついた
なんつーかねえ、「女」やねえ
女のいや〜ないや〜な、でも女なら読んで誰もが理解もしくは想像できる主人公と親友えり子の関係・・・
あたしは今まで生きてきて、実際こういう気持ちを抱いた女友達は居てなかったけど、わかるで、その感じ
詠美女王様、すげえ 表現力が有りすぎて、めちゃくちゃ生々しく主人公の感情をトレースすることができた うるりら〜、しびれるぜハート
女の友情ってときにその根底にライバル心とかが絡んでて、実は相手の事だいっきらいやったりするんよねえ
あたしは元来、自分が嫌な感情持った女の子に対しては「あんたのこと嫌いやし興味もない」丸出しな態度をまんま出して、取り繕うことなく生きてきた
でももしもうちょっと気が弱かったりしたら、この主人公のような立場になってたこともあり得るわけで・・・
それを想像すると、敵より先に男を知ってポイント先制!みたいな発想も理解出来る 中2病っつてもうたらそれまでやけど
余談やけどこの本、従兄弟の青年の私物を勝手に拝借して読みましたごめんなさい
男の子がこの本を読んだとき、一体どんな風に感じるんかなあ
あたしが男やったら、女を嫌いになりそうやね それとも意外に気持ちがわかったりして



